結論:攻撃遮断くん・Scutum・Cloudbric WAF+は「WAFを提供する専業サービス」、サイトドック(SiteDock)は「無料のセキュリティ健診から月額の自動修復までをひとつなぎにした統合サービス」で、WAFはサイトドックが提供する9つの守りの1つです。「WAFだけを追加したい」のか「診断から修復・証跡までまとめて任せたい」のかで、向いているサービスが変わります。
本ページは、日本情報基盤サービス株式会社(JIISセキュリティラボ)が、各社公式サイト等の公開情報(2026年7月時点)に基づいて作成しています。最新・正確な情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を通信の途中で検知・遮断する仕組みです。攻撃遮断くん・Scutum・Cloudbric WAF+は、いずれもこのWAFをクラウド型で提供する、実績あるサービスです。
一方でWAFは「攻撃を遮断する」対策であり、自サイトにどんな弱点があるかを見つける(診断)、見つかった弱点を直す(修復)、対策済みであることを示す(証跡)は、WAFの役割の外側にあります。サイトドックは、この「診る→直す→示す」までを1つの月額サービスにまとめており、WAFはその構成要素の1つという位置づけです。
凡例: ○=公式情報で確認できる / △=条件付き・オプション / −=公式サイトで確認できず(2026年7月時点)
| サイトドック | 攻撃遮断くん | Scutum | Cloudbric WAF+ | |
|---|---|---|---|---|
| 提供会社 | 日本情報基盤サービス株式会社(JIISセキュリティラボ) | 株式会社サイバーセキュリティクラウド | 株式会社セキュアスカイ・テクノロジー | ペンタセキュリティ株式会社 |
| サービス分類 | 健診+自動修復の統合サービス(WAFを含む9つの守り) | クラウド型WAF(3タイプ) | クラウド型WAF | クラウド型WAF(6機能統合・WAAP) |
| 導入方式 | DNS切り替えのみ・サイト無改修 | タイプによる(Web/DDoSタイプNeoはDNS切り替え、サーバセキュリティタイプはエージェント導入・root権限必要) | DNS切り替え | DNS切り替え(3ステップ導入) |
| 脆弱性診断 | ○ 無料(かんたん健診/精密健診・レポートPDF付き) | − | △(Scutumケア: 利用者が用意した脆弱性診断報告書を元に設定をカスタマイズ・診断自体は対象外) | △(別サービスとして専門家の診断を提供) |
| WAF | ○ | ○ | ○ | ○ |
| DDoS対策 | ○(DDoS吸収・標準搭載) | △(DDoSセキュリティタイプで対応) | △(DDoS対策オプション) | ○(L3/L4/L7・機能に含む) |
| CDN(キャッシュ・高速化) | ○(Cloudflare®基盤) | −(外部CDNとの併用には対応) | − | −(別サービスとして提供) |
| 改ざん検知 | ○ | △(Web改ざん検知オプション) | −(外部サービスとの併用を案内) | − |
| 見つけた弱点の修復 | ○ その場で自動修復(エッジで対応できない項目は明示し専門家が伴走) | −(遮断が役割) | −(遮断が役割) | −(遮断が役割) |
| SSL証明書 | ○ 自動更新まで込み | △(タイプ・プランによる) | △ SSL/TLS利用可(証明書はお客様が用意) | ○ 無料で自動発行・自動更新 |
| 定期レポート | ○ 毎月の証跡レポート | △ プランにより標準/有償オプション | △ 月次報告書はオプション | ○ 自動レポート機能 |
| 初期費用 | なし(DNS切り替え等の導入作業も月額に含む) | あり(全プラン・金額は要問い合わせ) | あり(110,000円〜・税抜) | あり(68,000円〜) |
| 月額料金の目安 | スタンダード 月額 50,000円(1サイト)/プロ 月額 80,000円/エンタープライズ 応相談 | 10,000円〜(公式・タイプとプランによる) | 32,780円〜(税抜・公式) | 28,000円〜(税別・公式) |
| 課金基準 | 1サイト単位・月額制(サイト数・構成により変動、最終金額は見積り提示) | ピーク時トラフィック連動(またはサーバ台数連動) | ピーク時トラフィック別の固定月額プラン | FQDN数と下り(アウトバウンド)データ転送量 |
| 最低利用期間 | なし(違約金なし・解約はDNSを戻すだけ) | 1ヶ月〜(一部プランは6ヶ月) | 1ヶ月単位で契約可 | − |
| 運用体制 | 24時間365日の自動運用+専任サポート | 防御ルール自動更新 | 24時間365日運用・AI型エンジン | 24時間365日の日本語サポート・マネージドサービス |
※ 各社の料金・機能は2026年7月時点の公開情報に基づきます。「−」は劣っていることを意味するものではなく、当社が各社公式サイトで確認できなかった項目です。最新・正確な情報は各社公式サイトでご確認ください。
株式会社サイバーセキュリティクラウド
環境を問わず導入できるクラウド型WAF。WebセキュリティタイプNeo・DDoSセキュリティタイプNeo・サーバセキュリティタイプの3タイプがあり、DNS切り替え型とエージェント型を選べる。攻撃を防ぐルール(シグネチャ)は自動更新され、料金はピーク時トラフィックに応じた月額固定型とIP数(サーバ台数)連動型。
株式会社セキュアスカイ・テクノロジー
「初期費用+月額32,780円(税抜)〜」のシンプルな料金体系を掲げるクラウド型WAFの老舗。ピーク時トラフィック別の固定月額プランで、1ヶ月単位の契約が可能。AI型のWAFエンジンによる誤検知の少なさと、専門研究チームによる新規の重要脆弱性への迅速対応(注意喚起から24時間以内の対応目安)を訴求している。DDoS対策はオプションサービスとして提供。
ペンタセキュリティ株式会社
WAF・DDoS攻撃遮断(L3/L4/L7)・API保護・ボット対策・悪性IP遮断・SSL証明書の6つの機能を統合したクラウド型プラットフォーム(WAAP)。導入・運用を専門家が代行するマネージドサービスと、24時間365日の日本語サポートを掲げる。SSL証明書は無料で自動発行され、更新も自動。
日本情報基盤サービス株式会社/JIISセキュリティラボ
URLを入れるだけの無料セキュリティ健診(かんたん健診・精密健診・レポートPDFまで無料)と、DNS切り替えだけ・サイト無改修で導入できる月額の自動修復(WAF・CDN・改ざん検知・SSL自動更新など、9つの守りを統合した月額のWebセキュリティ対策)を提供。兵庫県41市町の自治体情報セキュリティクラウドを10年以上運用するチームが開発・運用。エッジで直せない項目は健診結果で正直に明示し、専門家が伴走する。最低利用期間・違約金なし。
9つの守りの内訳: ①CDN配信(世界規模の配信基盤)②DDoS吸収 ③WAF(攻撃遮断)④自動修復(仮想パッチ)⑤改ざん検知 ⑥SSL証明書の自動更新 ⑦セキュリティヘッダの自動付与 ⑧月次の精密健診 ⑨証跡レポート(PDF・毎月)。初期費用はなく、DNS切り替え作業の代行・支援と接続元IPアクセス制御の設定代行・支援も月額費用に含まれる。
社内に情報システム担当や開発体制があり、脆弱性診断は別途実施済み(または実施予定)で、「WAFの層だけを追加したい」場合。この用途では上記3社はいずれも実績豊富な選択肢です。WAF単機能に絞る分、月額の下限はサイトドックより低く始められます。
セキュリティ専任の担当者がいない中小企業・EC事業者で、「そもそもどこが弱いのかの診断」から「見つかった弱点の修復」「対策済みであることを示す毎月の証跡」までをまとめて任せたい場合。ECのセキュリティ・チェックリスト対応のように、対策の実施と証跡の両方が求められる場面を想定しています。
迷ったら、まず無料健診で自社サイトの現状を確認してから判断するのがおすすめです(健診・レポートは無料で、自動修復の契約は任意です)。
URLを入れるだけで、Webサイトの“外から見える弱点”をその場でチェックできます。登録は不要、費用もかかりません。他社WAFをご利用中の方もどうぞ。
無料で健診をはじめる「攻撃遮断くん」は株式会社サイバーセキュリティクラウド、「Scutum」は株式会社セキュアスカイ・テクノロジー、「Cloudbric」はペンタセキュリティ株式会社(Penta Security Inc.)の商標または登録商標です。Cloudflareは、米国およびその他の国・地域におけるCloudflare, Inc.の商標および/または登録商標です。本ページは各社公式サイト等の公開情報に基づき当社が独自に作成したものであり、掲載各社の承認を受けたものではありません。記載内容の誤りにお気づきの場合は当社までご連絡ください(確認のうえ速やかに訂正します)。