サービス比較(カテゴリ整理)

サイトドックと脆弱性診断サービスの違い

結論:従来の脆弱性診断サービスは「専門家が弱点を見つけて、報告書を納品する」スポット型の専門サービスです。サイトドック(SiteDock)は「9つの守りを統合し、毎月の定期診断で見つけ、その場で自動修復し、毎月の証跡レポートで示す」までをひとつなぎにした統合型セキュリティサービスです。診断は入口であり、主軸は「見つけて、その場で治す」ことにあります。

本ページは、日本情報基盤サービス株式会社(JIISセキュリティラボ)が、サイトドックと一般的な脆弱性診断サービスの違いをサービス分類(カテゴリ)として整理したものです。特定の事業者との比較ではありません。個別のサービスの内容・料金は、必ず各社の公式サイトでご確認ください。

01DIFFERENT CATEGORIES

そもそも何が違う?

脆弱性診断サービスは、専門家やツールでWebサイト・システムの弱点を洗い出し、報告書として納品する専門サービスです。案件ごとに範囲と深さを決めて実施するスポット型が一般的で、「いま、どこに弱点があるか」を知るうえで確立された手段です。

医療にたとえると、スポットの脆弱性診断は人間ドックを1回受けることに近く、サイトドックはかかりつけ医に継続して診てもらうことに近いサービスです。人間ドックは精密さで勝りますが、受けた翌月に生じた不調は次の受診まで分かりません。かかりつけ医は、毎月の経過観察と必要な投薬をその場で続けます。

一方で、診断はあくまで「見つける」までです。見つかった弱点を治す(修復)のは報告書を受け取った側の仕事になり、次回の診断までの間に新しい弱点が生まれても気づきにくい、という構造的な課題があります。サイトドックはここが出発点で、毎月の定期診断で見つけ、自動修復(仮想パッチ)でその場で治し、毎月の証跡レポートで「対策済みであること」を示す、という一続きの流れを1つの月額サービスにまとめています。

月次の定期診断は、サイトの所有者確認のうえ実施する能動診断です。対象サイトへ実際にアクセスするため一定の負荷がかかりますが、サービス停止を狙う破壊的な検査は行わず、実施時間帯もご相談のうえ決めます。

02COMPARISON

比較表

項目サイトドック一般的な脆弱性診断サービス
実施形態継続の月額サービス(9つの守りを統合)スポット実施(案件ごとの契約・納品)
実施頻度契約中は毎月(月次の定期診断・所有者確認のうえ実施)年1回〜数回が一般的
診断方式自動の能動診断(nmap・nuclei・OWASP ZAP・Nikto・WordPress脆弱性DB照合)専門家の手動診断を含む、より深い検査に対応するものも
見つけた後の修復エッジで自動修復(仮想パッチ)。治せない項目は明示し、専門家が伴走報告書を受けて、自社・開発ベンダーで改修
証跡毎月の証跡レポート(PDF)納品時の報告書
費用の考え方1サイト単位の月額制で、9つの守りが全部込み・初期費用なし(サイトドックの料金診断範囲・深度によるスポット見積り

※「一般的な脆弱性診断サービス」欄は、当社が把握している一般的な傾向をカテゴリとして整理したものです。個別のサービスには、継続契約や再診断、修正支援などを提供するものもあります。詳細は各社公式サイトでご確認ください。

03HONEST NOTE

正直にお伝えしたいこと

サイトドックの月次の定期診断は、自動化された能動診断です。専門家による手動のペネトレーションテストの代替ではありません。自動診断は「広く・定期的に・同じ基準で」確認することが得意な一方、業務ロジックの穴や複雑な認可の不備など、人の推理が必要な弱点の発見は専門家の手動診断に分があります。

大規模な独自開発システムや金融分野など、高度な手動診断が求められる場面では、専門の診断会社の利用が適しています。サイトドックは「見つかった弱点を治し続けたい」という日常運用の場面を担うサービスであり、スポット診断と併用いただくこともできます。

同じく、エッジでの自動修復(仮想パッチ)は投薬にあたります。症状の進行を止められますが、根本原因を取り除く手術——コードの改修——は、そのサイトを作った開発会社(専門医)の領域です。サイトドックは、どこまでが投薬で抑えられ、どこからが手術なのかを毎月のレポートで明確にし、必要に応じて実装まで伴走します。

04FAQ

よくある質問

サイトドックは脆弱性診断サービスですか?
いいえ、診断専業ではありません。サイトドックは9つの守りを統合したWebサイト向けの統合型セキュリティサービスで、月次の定期診断はその1つです。見つかった弱点をその場で治し、毎月の証跡レポートで示すところまでが主軸です。
専門業者のスポット診断とどちらを選ぶべきですか?
目的によって変わります。大規模な独自開発システムや金融分野など、専門家による手動の深い検査が求められる場面では、専門の診断会社によるスポット診断が適しています。一方、「見つかった弱点を治し続けたい」中小企業・EC事業者には、定期診断から自動修復・証跡まで一続きのサイトドックが向いています。両者は排他ではなく、併用することも可能です。
診断はどのくらいの頻度で実施されますか?
月に1回、定期診断として自動で実施します。サイトの所有者確認のうえ行う能動診断で、結果と実施した対策は毎月の証跡レポート(PDF)でお届けします。年1回のスポット診断と比べ、弱点が放置される期間を短くできます。
05SUMMARY

このページの要点

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スポット診断との使い分けや、いまの体制に合う進め方をご相談いただけます。先に資料で検討したい方は、守りの範囲・仕組み・料金・導入の流れをまとめたサービス資料をご利用ください。

本文中に記載したツール名(nmap・nuclei・OWASP ZAP・Nikto 等)は、各プロジェクト・各団体の名称または商標です。本ページは一般的なサービス分類の整理として当社が独自に作成したものであり、特定の事業者・サービスを評価するものではありません。記載内容の誤りにお気づきの場合は当社までご連絡ください(確認のうえ速やかに訂正します)。